身体に優しい生活で環境も大切にしなければいけないが口癖の母親。
だから、庭で野菜を育てたり、手作りお菓子に味噌づくり余り布でパッチワークなどをして素材から調味料に衣服の端切れ一つ無駄なゴミを出すことをしません。
でも、食用油だけは油用の保管入れに溜め2〜3回の調理に使った後は酸化するので身体への影響を考え食用に再利用することは絶対にしない。
その代わり、奥様雑誌にあった食用油の廃油を再利用を読んで石鹸やキャンドルをつくったりする方法を試してみたんですね。
書かれていた石鹸やキャンドルづくりのマニュアルは廃油の他にも手に入れられる材料だったのでそれを全て揃えて、石鹸やキャンドルを作ってみました。
しかし、出来上がったものは、見た目は石鹸のように見えましたが匂いはやはり油っぽくて、キャンドルも火をつけてもすぐ消える。
母親の作り方や材料の配分が間違っていたんだとは思いますが、母親は、無駄なゴミを作ってしまったとちょっと落ち込んでいました。
母親はもともと自然が好きで、特に好きなのは海。だから世界中の海で廃油が自然環境を汚すということを気にいていて、少しでも環境にやさしくが口癖なので、食用油を捨てることに罪悪感を感じるという自称家庭エコ活動家。
食用油の廃棄について真剣に悩んでいたのです。
そんなときに、近所のスーパーでレストランなどで余った廃油を使った洗剤が売られているのを買ってきました。
そしてその洗剤のことを説明しながら、廃油を利用した商品を売っているぐらいだから、食用油の再利用について詳しいはずとお店の人に食料油の廃棄法について教えてもらったところ、食料油の回収法や回収ボックスについて詳しく教えてくれたんだと嬉しそうな母親。
まだまだ、食用油の回収場所は少ないけど、設置や食用油を回収して再利用するための引き取りを行っているところもあるからと、いろいろ回収場所を教えてもらって、それから母親は食用油の廃棄を無駄にせず、エコ活動ができると満足気な顔、私は廃油で地球環境に貢献してるという気分になれると、回収ボックスの存在を知って廃油に関するストレスが無くなって。
私としては母親が作った油のにおいがする廃油材料の石鹸を無理やり使わされるような危険を回避することができるようになりホッとひと安心。
食用油のエコ的回収情報で母親の廃油を利用した手作り製品ブームが終わってくれたことに感謝です。