私が当時付き合っていた彼氏の家にバイクで向かっている際に起きた事故です。 信号待ちしていた乗用車をすり抜き先頭に出た後、しばらくその乗用車は常識的な車間距離を保って後ろを走っていました。 その後私は前を走っていたトラックに追いつき、丁字路で左折しようとしたところ左折先が混んでいて、同じく左折していたトラックと共に徐行していました。 この時信号は黄色信号になっていて、後方を走っていた乗用車がもしかしたら右折したいかもしれないと思い、少し左側に寄せて徐行していたら、乗用車は信号で停まりたくなかったのか右側から私を追い抜き大回りで左折し反対車線で停まる羽目になっていました。 しばらくして反対車線の信号が青となったのですが、乗用車が大回りしたものの結局前が詰まっているため元の車線に戻れずに進路妨害する形になっていたからか、無理矢理元の車線に戻ろうと私の元へ幅寄せしてきました。 しかし私の前にはトラックがいて私も前に進むこともできず。 そのまま停車しようにも、斜めに幅寄せしてきたため私は内輪差で当たってしまいそうになります…。 車を避けるには少しでも前へ進む以外に方法はなかったので、徐行しながら左に避けていたのですが、乗用車は構わず幅寄せ。 とうとうこのままじゃぶつかってしまうと思い、クラクションを鳴らしながら左側に転けてしまうという事態に…。 幅寄せから転倒まで数秒の出来事でした。 その後乗用車の方が警察を呼んでんくださり双方の保険屋に報告し…と順調に進んでいたのですが、相手方の保険屋から事故状況の確認をされたところ、「十字路の交差点」「私が後ろを走行していて勝手に転倒した」など嘘の情報を伝えられていました。 その後相手方の保険屋も連絡が取れないということで話がなかなか進まなかったりで困っていたので、弁護士特約で弁護士にお願いすることにしました。 裁判が始まっても相手側は嘘の内容を提出していたりと頭を抱える日々が続きましたが、根気よくめげずに頑張った甲斐もあって3年ほど経過し成立となり、幕を閉じました。 当初希望していた過失割合は0:10で、1:9になってしまいましたが、なんとか無事に幕を閉じることができてよかったです。
アルバイトの帰り道、普段は誰もいないはずのその場所に
現在私はあの当時の面影がないくらいに誠実に日々を過ごしています。 事故当時、19歳で西東京の私立大学に通いつつ、アルバイトや奨学金でもつて生計をたてていました。日々の多忙さもあってか不注意や怠慢なところが見受けられ、通勤で使っていた原付バイクの運転において、度々一時停止を無視してしまったり、大きな交差点の二段階右折左折の指示にも従わず、警察の補導をよく受けていました。 そして当然の結末ではありますが、寒々とした11月中旬の夜21時頃、アルバイト帰りの夜道で事故を起こしてしまったのです。 その道路は田舎の線路沿いで、2キロメートルほど信号のない道が延々と続いており、車がたまに走る程度のひと気の全くない場所でした。 早く帰宅したい私は、原付バイクの規定速度より大幅にスピードを出し直進していました。とすると、突然鈍い音とともにバイクが横倒しとなり、8メートルほど引きずられていたのです。右足関節部分に激痛が走り、頭部からは血が滲み出ていました。一体何が起きたのかと周囲を見渡してみると、30代くらいの男性が道端に倒れており、もう一人の同僚とも見える方が救急車を呼ぶために電話をしている際中でした。 どうやら、私が道沿いを歩行している男性の一人にバイクをぶつけてしまったようです。まさかの私が人身事故の加害者となりました。 両親や職場の方々、友達、そして被害を受けた相手方へ 未成年であったため、事故の収束は両親が取り次いでくれ、大事には至らず示談交渉で解決しました。 一方で、起こした事故の損害の規模や重大さについて無知であった私は、ただただ何もできず、周囲の方々が進めていく後処理を必死に理解していくことしかできませんでした。 けがの程度として、私は前頭部に六針縫う傷と右膝関節の捻挫で済みましたが、被害の相手方は右膝の骨折と背部強打という事態となりました。そして、相手方は物理的な身体の損傷とは別に精神的な苦痛も訴えておられ、実際の示談で争点となりました。 また、事故に絡む法律や賠償金等の詳しい事情については互いに不利にならないよう専門の方々に依頼をすることを前提に、私自身にできる事故当時の状況についての説明を正確に伝えるよう努力をしました。 その後、自賠責保険を中心に私自身側の保険会社や両親が加入している保険会社に保証と示談を頼みこみ、相手側の保険会社と直後交渉を仲介していただくかたちで、何とか短期間のうちにやり取りは終息に至りました。 あの事故当時から数年ほど経ちましたが、被害を受けた方は今どうしているのだろうかと時々考えてしまいます。 もし打ちどころが悪ければ、お互いに身体に障害をもっていた可能性も否定できません。自分の不注意が周囲の方々を巻き込んでの一大事となってしまうことに気づかされました。